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底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

先日のめちゃイケでやはりヒロミはないな、と思った

現在、ヒロミがゴリ押し中である。その裏理由は以前書かせてもらった。で、様々なバラエティは一巡したので2巡目。目新しさが必要なので今度は妻である松本伊代と一緒に出演してくる事が増えるかも、と思ったら案の定、若年層に人気のあるCXの「めちゃイケ」で夫婦で出演する回があった。

再度ヒロミは今受け入れられる事は厳しいのではないか、という感想を持った。ポイントを解説しよう。

夫婦がロケ場所までロケバスまでの移動。CXから埼玉だったのだが、移動時間が1時間半だったとの事。到着するや否や、ヒロミが突っ込んだのが

「遠いよ!なんでもっと近場でやらないんだよ!」

だった。現在主流になっている散歩系などは、結構な場所まで移動してから更にまだ徒歩で移動したりする。もちろん、視聴率も取れるし、スタジオ代、セット代も節約出来るとなれば現状の低視聴率&給料は下げないテレビ局からすれば低コストで楽な番組作り。たった1時間半の移動で文句を言うなんて、今テレビで活躍しているタレントでは一人もいないと思う。もちろん、これは芸人として、思っていなくても言うリップ・サービスとも取れるが、その場合は、ロケの1時間半の移動さえも面倒くさい俺、という人間を演じる事になる。つまり、自分は大物で連れ回すんじゃねぇ、でも付き合っている、というイメージを与える事になる。上から下がってやった、昔ならしないけど、という事。これは演出と考えた時、1時間半という移動時間がそんなに無理をさせている、という感じがしなく、中途半端な追い込みだった。

 

食レポ等の上から目線な言い方などはヒロミの個性なので、それはそれ。で、危険に感じたのがツッコミ。ガリタプロデューサーをグーパンチで何度も殴った時、ガリタPが言った事がまさにそれ。「この結構痛めなのが昭和の特徴」という事。M1の決勝で顔を真っ赤に張らすほど若林にツッコミで顔を殴られたオードリー春日。あれはアレで気合が入っていて面白かったのだ現在彼らはああいった強いツッコミで顔を叩く事はしていない。ガリタPへのパンチもそうだが、番組中ずっとナインティナインの岡村の頭をいい音がするしばき方でパンパン何度も殴っていた。もちろん、岡村も芸人でそれを楽しんでいた。では、なぜ今それが問題なのか。それは子どもが真似をするからだ。

以前、中学生で肩パン(肩にパンチ)を遊びとしてやり続け、受けている側が自殺をした事があった。やっている本人は遊び、としていた。しかし、受けている側からすれば単純に痛いだけなのだ。

こういった話になると、またテレビが面白くなくなる、という話を言う人もいる。しかし、オードリーの現在の漫才は、その強いツッコミが無くても全然おもしろい。ダウンタウンの浜田さえも最近は強く殴るツッコミは減ったが、それでも相方の松本の頭を音がするぐらい引っ叩く時は松本がボケて美味しい時だ。それに比べて、ずっとパンパン殴る事の何が面白いのか。岡村もハイになって笑っていたが、私は見ていて何が面白いのか、と考えていた。そして思ったのが、それは場の雰囲気なのではないか、という事だ。

岡村の頭をずっと殴り続ける事を、現場の演者達が面白くなっているのではないか。たった2店でのロケである。取れ高を考えて何か爪あとというか、つながりが欲しい。その中で岡村の頭をずっと殴り続ける。現場ではそれが面白くなったのではないか。では、視聴者としてはどうだろう。若年層は何かボケて殴られる、という芸人のやり取りに慣れていると思う。そこに、昭和のただいじめる事が面白い、というやり方。めちゃイケを見る人で岡村のファンの子も多いだろう。その人が何もボケているわけでもないのにずっと殴られる。しかも子どもだとそれが面白いのどうかの客観的な判断ができず、これが面白いものなのだ、と吸収してしまうこともある。客観的に見てもツッコミは突っ込まれる側が生きて美味しいはずなのに、ずっと殴られているわけだから、面白いというジャッジをするなら、岡村=殴られ続けて面白かった、という判断になるしかないのだ。こういった事を若年層は感覚で捉える。

 

話は変わるが、現在33歳になる知人がいる。彼は信頼関係がある人に対して、公に書けないような罵詈雑言をしつこく言い続ける。本当にしつこい。もちろん大人なので、言われた相手も笑って受け流すような関係性なのだが、ふと思う所があり、小中学生の頃を聞いたら、やはりまったく同じようだったとの事。そして彼のせいで学校に行きたくない、という子もいたがまったく気にしなかったとのこと。そして自分はいじめっこではない、と言う。なぜかというと、周りのみんなも笑っていたからだ、と言うのだ。

 

今回、岡村の頭を殴り続けるヒロミを見て、彼を思い出した。そして、こういった昭和の雰囲気を作り出すタレントはやはり問題だな、と思った。