底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

ちゃんと見ていなかった事が悔やまれる。古舘伊知郎の不可解な発言について

私は古舘伊知郎に問題がある、と思っているタイプなので番組は見ない。なので最後の党首討論、という内容であった報道ステーションも見る気はなかった。

とはいえ、基本CMも見ないので、他番組がCMも中、ザッピングをするのが常で、その時、報道ステーションが映った。丁度、維新の橋下大阪市長が話をしていた。

 

「大阪は今の国会議員が言う改革を先にやっているんですよ。公共事業の民営化。今の地下鉄を民営化すれば、阪神電鉄に匹敵する企業が出来るんですよ。あと、水道事業の民営化。こういった改革に反対したのが大阪の自民、公明、民主、共産なんですよ。こういった既得権益にまみれた既存の党だけでは改革は進まない。我々のような、起爆剤的な、ある意味、ニトロのような、しがらみのない党がいないと改革は進まないんです」

 

この内容は橋下徹大阪市長が街頭演説でも、他番組でもいつも言う常套句。所謂、マスメディアで中央の国会議員は日本を改革するための政策、日本の救済的なアピールをするが、それが地方議員になると結局その改革や国民の生活が第一、弱者救済等をアピールする議員が改革を妨げるという、現在の中央集権体制の現実を示しているのだ。しかし、その発言を妨げてMCをしている古舘伊知郎

 

「橋下さんの悪い所はそうやって公明党ばっかり責める事。大阪都構想はみんなわかってますよ。なんで公明党ばっかり責めるんですか!山口さんもそりゃ、反発しますよ」(山口代表カメラアップ。小声で「いえいえ」と怒ってない事をアピール)

 

と声を荒らげて橋下徹大阪市長の話を遮ったのだ。大阪の具体的な改革案をマスメディアで改革を訴えている党の地方議員が邪魔をしている(反対理由が橋下市長との信頼関係がないから、とのたまった党もあるぐらい)エピソードは維新では鉄板。この内容に古舘伊知郎氏の上記の遮りは明らかにおかしい。となると、この話以前に橋下市長が公明党ばかり名指して責めていたのだろうか。今回の選挙で何度か橋下氏が参加した番組や街頭演説のネット配信を見たが、特定の党だけを責めるのは民主党議席50%を越えていた時に議員定数削減も賃金カットも出来たはずなのに、やらなかった、という事ぐらいだった。それでも、

 

  1. この番組に限って、橋下徹大阪市長公明党をずっと非難していた。
  2. この番組でも、通常と変わらない内容だった。

 

1.の場合。それを批判するのであれば、なぜいつもの橋下市長の既存政党の既得権益維持のための反対票を吊るし上げる内容の時に突っ込んだのか。決して公明党の事だけを責めているわけではないのに。

2.の場合。明らかにおかしい突っ込み。

 

つまり、どちらでもおかしな突っ込みなのだ。私は古舘伊知郎はこういった、おかしな発言をする人物だと思っているのである意味納得はしているのだが、とはいえ番組をしっかり見ていなかったのでもしかしたら、古舘氏が特定の党首にだけ、「(あなたの)悪い所は」となどと叱責したのは、それだけ橋下氏が社会道徳に反する公明党批判をそれ以前にしていたからなのだろうか。それとも、その場にいたすべての党首に対して「あなたの悪い所は」と話を遮って叱責したのだろうか。

 

う~ん、見ていればよかったなぁ。情報求む。