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底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

小保方晴子氏STAP細胞の存在を確認できず、について

STAP細胞をめぐる問題で、理化学研究所小保方晴子研究員が11月末までの期限で取り組んできた検証実験でSTAP細胞の存在を確認できなかった、というニュースが流れた。自殺者も出してしまったこの事件、「STAP細胞はあります」と明言した小保方氏自身の再現実験が失敗した事をもって、幕引きにしたいのだろう。

 

そもそも最初の報道から異常だったこの事件。論文に不備があったからは小保方氏の外見が日本人のイジメ根性を煽って更にエスカレートした。そして自殺者を出す。

 

報道のように、小保方氏一人が捏造した事を真だとすると、チームの人員は全体像を把握出来ないよう、細分化された分業のみの作業。その膨大なデータを小保方氏のみが結合出来る、とする。上司はその分業による方法も内容も把握せず承認していたとする。これであればすべて小保方氏一人の仕業となるが、同時に理化学研究所のずさんな研究体制も同時に責められるべきである。しかし、発表当初では研究所にて多くの研究員が作業する画が報道されていた。小保方氏一人しか全体像を把握出来ないようにしていた、としたらあの映像自体が嘘という事になる。この捏造映像を流す事を許可した理化学研究所はとんでもない組織である、という事になる。また、小保方氏自身もかなりのサイコパス気質という事になってしまう。

 

では、小保方氏一人が捏造している事をチームが把握していたとする。ネイチャーに論文を載せるぐらいだから、その状態がヤバイ事はメンバーもわかるだろう。全員が嘘に手を染めるにはそれなりの理由が必要だ。小保方氏が強力なパワハラで全員の思考停止をさせた、というファンタジーなのだろうか。であれば、一人ぐらいは洗脳が覚めた後、訴えてもおかしくない。しかし、今の所そういった動きはない。であれば、全員が協力していた事になる。それなりに常人よりも勉学に時間を割いた人生を送ってきたメンバー全員が「捏造しようぜ!」となった事になる。そして上司も黙認。この場合、そういった状況になった要因は何なのだろう。なぜ、高学歴のチーム全員、上司さえもそういった雰囲気になってしまったのだろうか。小保方氏がサイコパス気質だけでなく、カリスマ能力もあり、教祖のように全員を洗脳したのだろうか。それはそれでものすごい才能である。

 

そして、最後の可能性がある。それはSTAP細胞の存在実証がされていた場合だ。この場合、STAP細胞の存在自体が不都合である力からの圧力で消された、という中二病的発想などになってしまうが、実はこういった事は現実では結構あることなので、100%否定は出来ない。

 

世の中、事実が明るみになる事などほとんど無いので真実はわからないだろう。ただ、一連の流れを観察するとこういった事は政治でも会社内でもよく起きている事だ。バレるかバレないか。バレなければそれが真になり、実績となる。そういったハイリスク・ハイリターンの駆け引き。ほぼそれだけで実績を作り上げて今現在でも所属するヒエラルキーの上層に居座っている人々を私は多く知っている。そういった人の周りにはわかっていて属する人達、持ち上げる人達がいる。自分の利益のために。ローリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンの人達だ。

 

理化学研究所」という名前の組織である時点で、一般的には特別視してしまう雰囲気があるかもしれないが、所詮構成員は同じ人間である。清廉潔白よりも組織人である事を求められるのが人間社会の特徴でもある。

小保方氏は退職願いを受理されたとの事。彼女一人の責任にしておけば、すべて丸く収まるのだろう。日本の組織でよくある幕引き方法だ。問題はそこではないのに。

少々散らかった内容になってしまったが、この報道で色々な事がある度、組織の難しさ、社会の難しさ、人間の業というものを感じるざるおえない。