底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

テレビで自分のツイ垢が読まれた時の感覚

最近ツイッターに凝っている。本ブログで言うような内容を140文字でまとめるのが引き算の作業で面白いからだ。なので、フォロワーを増やそう、という意識は全く無く、アピールもしていない。そこは本ブログと同様。なので、ほとんどフォロワーはいない。サブ垢なので、実際に会った事のない人をフォローしよう、という事で主にアイドルなどの公人をフォローしている。昔はほとんどロムだったので、頻繁に使うようになると気になる事が出てきた。それは、芸能人にリプする人達の存在だ。

 

私はアイドルとは職業なので応援はしても近づきたくはない。下世話な言い方をすれば、キャバ嬢に店で電話番号教えてもらってもどうでもいいのと同じ感覚。アイドルイベントなどであるハイタッチ会などに調査で行く時は苦痛でしかない。だが、芸能人にリプする人達は返信を期待している人が多い。リプ返しが無いと怒ったりする。中にはリプ返しをしてもらう為に、わざと相手の感情を逆なでするような人もいる。私のような性質の人間にはどうも理解が出来なかった。

 

そんなサブ垢でのツイだが、ハッシュタグを覚えたので、使いたくなった。そんな矢先、たまたま朝の情報番組に「意見はツイッターで」とあったのでタグを付けてやってみると、ふぉばやリプが入る。なるほど、SNSっぽさが加速するなぁ、と思う程度だったのだが、今日ついに番組内で垢と内容を紹介されてしまったのだ。昔からひっそり使っていたサブ垢名が地上波で流れる感覚。胸が異常にドキドキして興奮状態に陥った。私は大勢の前で講演の経験もあるし、ナショナルクライアントの前で数々のプレゼンをこなしてきた人間だ。そんな私がこの興奮状態?なぜ?

 

まず、サブ垢=日陰の存在、と自分が定義付けしている事がある。本名が呼ばれてもこれほどの興奮はしなかったと思う。自分の中で影の部分が日向にあたる感覚。認知欲求が満たされる感覚の落差が大きすぎた事、文字のみで認められたという感覚。これが興奮につながっているのだと思う。

そして、テレビに対するバイアス。自分よりも格上である、と心の底に刷り込まれていて、そこで最底辺の更に下のサブ垢というバーチャルな存在が認めてもらった感覚。

この2つが興奮状態を生み出したのだ。

 

そう考えると、芸能人宛に必至にツイする人達への理解が俄然広がった。認知欲求だけではない、多くのファンともつながっている参加感、共有感も満たされているのだ。

 

しかし、これは憧れにつながり、憧れは執着へとつながる。例えば、私が今回の興奮を再現したいが為に、ツイッターを更新するような事になってしまったら、その行動はいずれ認知欲求へとつながってしまう。そしてそれはテレビという存在を自分よりも格上と認める事になってしまう。逆に言えば、自分が格下である事を自ら定義付けする事になってしまうのだ。

 

なので、急いで分析し、ここに吐露する事で認知欲求を打ち消す事にした。これからも冷静にツイしていきたい。