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底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

広瀬すずの炎上について思う事

単なる日記

ネットニュースのブログレベルの記事だけを読んで非難を公言するような人達は昔からいたし、これからも減る事はないし、こういった「聞かない、見ない、学ばない」層はいつの時代にもいるから今回はその問題ではなく。

 

なんで広瀬すずの発言で炎上騒ぎになったのか、という事。

 

確かに、ネットニュースで発言を書きだしたセリフを放送で彼女は言っていた。で、ネットの話題の記事というのはバイトレベルの責任の人達がネットで話題になっている(主に2ch)事を如何にも日本人がネットで話題にしているかのように書き立てる事が仕事だ。という事は、こういった記事をネットニュース会社が面白おかしく書き立てるソースがあった、という事になる。つまり、広瀬すずの発言を悪意に捉えた人達が少なからずいた、という事になるのだ。

 

私は放送を見た。彼女は何でもリアルに考える質である、という事から始まった。なので、イルミネーションを見ても綺麗、と思わず、電飾を一生懸命につけてくださる人がいる、と思ってしまう、と。そこで石橋貴明が悪ノリし、電飾つながりでテレビ局の照明さんはどう思うか聞く。ここで広瀬すずはまた違った考えを述べる。それは17歳なりの好奇心であり、「なぜ人はその仕事をやろうと思ったのか、なぜそういう選択に至ったか」という事であり、これは彼女が急に仕事が忙しくなった中、今がブームであり、冷静に自分の将来も考えて、何を職として生きていくか、という人生への問のような事を出会う様々な大人の仕事を見ながら考えているのではないか?と私は感じだ。しかし、そんな事を広げてもバラエティ番組としては面白く無い。木梨憲武もそこに乗っかり、「確かに、何でマイクとかやっているのかね!」と盛り上げた。

これは私も自分が想像出来ない仕事をしている人に出会うと今でも広瀬すずのように考えるからわかるのだ。先日、初めて介護老人ホームを訪れた時に介護士の仕事に感服したが、それだけでなく、介護士の皆さんはなんでこのような辛く(私基準の発想だが)、薄給の仕事を選んだんだろう、どのような人生を歩んできて、そして今どのような生活をして、どのような価値観を持っていて、どのような目線で社会を見ているのだろうか。そういった自分が経験出来ない、選択をしない人生を選んだ人間への興味が湧くのだ。これは常日頃、他人を見る度に自然と湧き上がる事なので広瀬すずの言っている事は物凄くわかった。

 

もちろん、この番組は収録なので、編集の段階でディレクターが問題のある発言はカットする。彼女の発言もディレクターがしっかりチェック編集し、デジタイズから完パケになっているのだ。つまり、この段階で誰も彼女の発言を問題を思っていなかった事になる。

 

では、ニュースの元ネタになったような書き込みがなぜなされたのだろうか。これはテレビマンが現代のテレビ視聴スタイルを理解出来ていなかった事で起きた不運だと思っている。

 

老人以外の視聴者はスマホ等ネットやゲームをしながら、もしくは何か別の事をしながらテレビを見る、というよりはつけっ放しという「ながら視聴」スタイルが主流。なので、「食わず嫌い」のようなトーク主体の番組をテレビ前で鎮座してじっと見るような人達はもはや主流ではない。このながら視聴で2つ以上の事を同時に把握できる人は少なく、瞬時にテレビ&その他を器用に切り替えながら行う。TwitterやLineをしている時はそっちに集中し、書き込みが終わるとテレビの音声を聞く。そうなるとトークの内容を自分本位で編集して聞くような形になる。結果、ネットニュースの記事のように、言葉尻だけが聞こえるタイミングもあるわけで、そうなると会話のニュアンス無視で感情のまま、また書き込む。それを見たネット記者が記事にした、というわけだ。

 

テレビの編集作業者は現場にもいたし、その後テープ起こしで映像を見ながら編集するわけだから、ずっと見ているわけで、その後チェックする人間もずっと映像見ているわけだから、こういった視聴者の存在や言葉尻だけが浮かんで聞こえるような視聴の仕方までは想定出来ていなかったのだろう。

 

結果、広瀬すずが謝罪発言をする形となった。私からすればこのトーク内容の何処にも誰にも悪意は感じなかった。しかし、様々な視聴者の視聴スタイル、言葉尻だけを考えれば瞬時に悪意に感じる人がいる事は十分理解出来る。

 

というのも、この言葉尻だけで瞬時に自分本位で悪意と捉える人は結構実社会でもいる事が最近わかったからだ。これは逆もしかり、で言葉だけで善意と勝手に思い込む人も増えている、という事でもある。ま、この問題はまた次の機会に。