底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

TVタックル「ひきこもり特集」がちょっとした炎上問題になっていたので

手法が問題になっている、という事で。ついでに厚生労働省ガイドラインも見てみた。残念ながら、どちらも何もかも的外れというしかない。

心のケアとか、発達障害とか。引きこもっている人自身の問題と家族の話ばかりなのね、大体。そんな事じゃないのよ、引きこもり問題というのは。原因から取り除かないとならないわけ。それは、引きこもりになるキッカケの排除。引きこもりは

 

・ある時点での周囲の環境(社会)で役に立たない、有益ではないというジャッジをされる(人間個体の存在よりも体制側のルール、規制の方が優先される)

・一度社会の決まったレールから外れた者を受け入れない社会

 

問題はこの2点でしかない。こういった社会をドラスティックに変え、様々な人間を多様性として受け入れる事が出来るようにしないとならない。具体的には

 

・新卒採用を止め、通年採用にする・・・この制度が学業のレールを作ってしまっている。これが自由になる事で、大学卒業後に海外に数年放浪(留学)後に就職ということも当たり前に出来るようになる

・自宅スクールでも単位を与える・・・義務教育を必ずしも学校に行くのではなく、自宅学習でも認めるようにする

・年齢基準を徹底的に本当に排除する・・・自衛隊でも警察でも当たり前に年齢制限がある。海外では体力テストがあってクリアすれば何歳だってチャレンジ出来る。まずは公的職業から年齢ではなく、実力があれば職業につけるようにする

・資格ビジネスの撤廃・・・重要なビジネスに関してはその資格を取るためには専門の大学(4年制)もしくは大学院を出る必要があって、なおかつ実務経験が必要など、時間と金が物凄く必要にして、年齢と年収でふるいにかけている部分がある。多くを思い立ったらチャレンジできるぐらいの金額、年数の資格にし、それ以上を上級◯◯、のように差を付けて更に稼ぐようなヤクザな商売は止める

・履歴書の撤廃・・・一般企業でも本来履歴書など必要ない。中途採用の場合、私はほとんど見なかった。大事なのは職務経歴書であり、何がをやってきて何が出来るのか、だ。しかし日本の場合は必ず履歴書が必要であり、大学名や離職期間等が問題になったりする。面接する人間が人を判別するのが当たり前と思っているからだ。就職は人の判別など必要ない。何が出来るか、だ。

 

まだまだありそうだが、ざっと思いつくのはこんな所か。「ひきこもり」という言葉がそもそも社会を構成する人間として無責任すぎる。多くの人は「ひきこもらせ」だ。我々も当事者として考えないとならない。

 

しかし、実家に戻れる人はいいなぁ・・・。なんて。