底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

豊洲移転とオリンピック費用とか。色々ある東京。

日本のテレビや新聞を信じてしまう人は政治家は滅私で政を行う存在だと思っているのではないだろうか。実は政治家には正体がある。それは・・・。

 

我々と同じ人間

 

という事だ。なので、強くもあるが弱い部分もあり、醜い部分もある。そして彼らは支持票が無ければただの無職者になるという中、支持者の為に働く面はかなり強い。また、筋を通す為にその筋の方々に貢物(金や利権)をする事もある。前石原都知事が作った新銀行東京の金はいったい最終的に何処に流れているか。あれだけの赤字を垂れ流しても融資を続ける事など銀行業とは言えない。しかし、そういった合法的に金をある筋に流し続ける事で歌舞伎町の再開発で土建屋や不動産業者が儲ける流れが出来る。

 

さて、小池百合子東京都知事だ。自民党から離れて出馬し、圧倒的な民衆の支持がある以上、本来は流れは小池新党を作って東京で与党になる事だ。しかし、戦後の混乱期からずっと首都を支配してきた輩、魑魅魍魎共が簡単にそんな事を許すわけがない。ぶっちゃけ、彼らは自民党であろうが何であろうが関係ない。権力を自由に出来ればいいわけだから。政治的理念など関係ないのだ。

小池百合子都知事はどうやって金を彼らに流すだろうか。この手腕によって一気に情勢は変わる。東京を支配している妖怪達からすれば自分たちをどれだけ重く見ているか、がはっきりわかるからだ。そして考えた手が豊洲移転一旦停止&オリンピック費用見直しだ。これによって違約金等、労働無き(原価無き)資金流出が出来、また、表面的に自民議員が儲けを掠め取りたかった癒着業者も切る事or査定(どちらに付くか)が出来る。表面的な数億の削減など、土建屋の階層値段(9階層以上ある下請け流し)をなんとかすればいいだけの話しで、根本の問題解決になどなっていないのだから。小さく、効率よく行ったイギリスのオリンピックと違って巨額の都民と国庫予算を無駄に流し、オリンピック後も垂れ流す、という本来の問題をマスメディアを使う事で、うまくごまかす事に成功している。

 

ああ、うまいな。さすが大臣にまでなった政治家だ。

 

そんな見方で政治を見ていない私でも、気付かない人々を見下してしたり顔で政治批判を繰り返す気なんて毛頭無い。なぜなら私も同じく弱い人間だからだ。時に大きな流れに乗らないとならない時もある。その中で出来るたった一歩を踏む事さえも阻まれる事もある。それでも生きていく。

だから庶民こそ、政治、社会を自らの問題と考えて行動しないとならないわけ。自分と家族、友人だけが得すればいい、は跋扈する魔神達だけで十分。多数派である庶民はそんな本音を持ちつつも、自らが所属する社会の事も考えて行動し団結しないと、弱い立場になった時にあっという間に食べられてしまう。バランスだ。

 

なんて事を考えている昨今。