底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

経済死が増えるんじゃ無かったの?

news.tbs.co.jp失業率が1%増えると○○人自殺者が増える。これはよく言われていて今回のコロナ騒動でも様々な数字で経済死を防げ、という話が出ていました。しかし、自粛で私のように無収入になった人、減収の人も多いはずなのに先月は減っている。もちろん、今後倒産や長引く自粛による鬱状態からの自殺者も増えるかもしれない。だが、先月の数字は経済死よりも日本人を殺すのが経済活動や学校等でのコミュニティーが一番の問題である事を示唆していると思うのです。

 

私は底辺(今もそうだが)でほぼ引きこもりで沈んていた時、立ち上がる為には自分を知らないとならない。今まで会社や他人に尽くしてきた自分が何をしたいのか。そこを徹底的に自己分析しました。過去に遡り自分を見つめたりして。そしてまず思ったのが、今までのサラリーマン人生は楽しかったし金もあったけどストレスもすごくて、その原因が不正義な上司に使われる事であるのに気がついたのです。当時は酒量もすごかった。つまり、金よりもストレスが無くなれば人生幸せなのでは?と思ったわけです。

で、今はそういう生活してます。ただ、未来への挑戦をするためにあえてこの状態から脱したい、という状況にまで追い込んではいます。所謂ストレスを与えているわけです。

脱線しましたが、何が言いたいかというと日本人はハッキリと意思表示が出来ない、しない社会である為、この人間関係による軋轢のストレスが人を自殺に追い込む一番の原因になっているのではないか、という事。こんなに他人を追い込む、傷つける事を簡単に出来る社会ってなんなのだろう、って思うわけです。それが中・高生の妊娠の相談が現在過去最多という事にも現れていて。ちょっとここら辺の他者問題は次回しますが、そろそろ金よりもストレスが問題という事に気がついてもいい時代な気がするのです。

 

お金は確かに大事で、サスティナブルな仕事は確かに正社員が最強。しかしそれでストレスで心が死んでいくのであれば意味が無い事に気がついていい時代なのに、なぜそうならないのか、が不思議なんですよね。多分、何をするにも金がかかりすぎる問題もあるのかもしれない。田舎に住んだからといっても都会と変わらないほど結局コストかかるし、排他的な所もある。一番は正社員で仕事も楽しい、高給でプライベートも充実。それが最高なのだろうがそんな人はほとんどいない。

ストレスで死んでしまう人は精神的に打たれ弱い人だけではない。誠実、真面目、何事も真正面から一所懸命という人も公私共に利用されるからストレス死するタイプ。例えば両者とも仕事をぐっと減らして月給10万以下の生活にした場合。二人が結婚すれば合わせて20万。週休は3から4日。都内の良いところでも家賃9万円で2Kくらいの所に住める。質素だがストレスの無い生活を送れるのだ。

ストレスよりもあえて貧乏。もちろん、貧乏がストレスという人もいるのでそこは経済観の作り直しが必要ではあるが、そういう生き方も見直されてもいい気がする。働いて収入が増えたら自殺者が増えるなんて正常な社会とは思えないし、社会はそんな簡単に変える事は出来ないから、自分のストレス性質が社会との関わりであれば自発的に社会から距離を置くという手もあって、その為の戦略的結婚という手もある、という事。

 

もちろん、今は現実的は話じゃない。でも、アフターコロナの社会にこうしたネオ・パートナーシップと呼ばれるような金銭的欲求よりもストレスを敵とする人達、生き方が増える予感がする。