底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

twitterのIP晒しと有名税とは。ポケモンからくる流れによる影響

こんにちは。上からさんです

芸能人や有名人のtwitterに暴言や誹謗中傷した人へのリプライをそのまますると相手のIPもそのまま乗ることになる。そうすると、その行為を「一般人のIPを晒すなんで、ふざけんな」という人がいる。その人の根拠はこうだ。

・暴言吐く人間なんでたくさんいる。嫌ならSNSやるな。

うん、これだとまだそのままリプライへの問題の答えになっていない。そうして探して見ると簡単に言えば

・相手は一般人なのに、IPを晒すのはおかしい

ということになる。これは論理が破綻している。文句は匿名で言いたい放題言わしてもらう。しかし、やり返すな、ということになってします。そして、それが嫌ならSNS使うな、と。

この、破綻した論理の根底には「有名税」という考え方がある。有名人は自らが商品なわけなので、自身で稼ぐ以上、それなりの負担もある、という考え方だ。

確かに、それで生まれた職業がパパラッチ。海外ではメディアに出る有名タレントなどプライベートなどほとんどない。パパラッチが集団で追っかける。もちろん、その写真や動画を買う会社があるからだ。買ってもらう以上、それなりの有名人じゃないと意味がない。つまり、これが有名税

日本は事情が違う。自身を商品とする有名人であっても、プライベートは守れ、という世論が多い。この時点で日本ではメディアに出ることで稼ぐ人の有名税は支払われていない、ということになる。なので、逆にメディア側はやりたい放題出来る。メディア主導でタレントを選ぶことが出来るようになる。日本人はその一方通行で別にいい、と思っているわけだ。

さて、SNSについてはどうだろう。確かに、フォロワー数が多いとその広告効果はダイレクトマーケティングとなり、裏スポンサーのために宣伝をするツイートをするタレントは日本では多い。こういったステマは海外の有名タレントにはほぼ無い。それは自身の広告価値を知っていて、その影響をわかっているから、と言われている。例えば、アメリカ国内では有名俳優は車のCMには出ない。その車の責任を負えないからだ。「あなたが勧めるから購入したのに、ブレーキの不具合で事故があった。責任とれ」と訴訟になりかねない。そう、日本ではメディア側が何もかも操作し放題なのだ。そんな中、直接一般人が意見を言えるツールが出来た。有名税がほとんど支払われない日本で、何かとうっぷんがたまっている人もいるのだろう。文句を言われるのは有名税、といいたいのはわかる。

誹謗中傷を受けるのは確かに仕方がない部分もある。韓国ではいわれのない、嘘の内容でタレントを追い込んで自殺させた例もある。そういう書き込みをした当の本人はメディアに「彼女は貧しい自分よりも何倍も稼いでいる。だからこういう事を言われても仕方がないのさ。」と誇らしげに語っていた。そういった底辺層の人達を排除することはますます貧富の差が広がる日本ではまず無理だろう。

なぜ、こういった「自分は攻撃してよし。でも攻撃されたら嫌」という人達が生まれているのか。私はポケモンの誕生からくる、今の日本の「代理人が戦う」流れから来る責任回避が問題だと思っている。

昔のアニメの主人公は自らが戦っていた。そのリスクは自分や仲間が死ぬ事もあるわけだ。そういったアニメを見て育った子供は遊び方も自分にリスクがあるスリルを楽しむようになる。ピンポンダッシュなんてまさに自分が怒られるリスクを犯して楽しむ遊びだった。

しかし、最近の小学生はそういったことはしないが、都内では学校の窓から郊外の人を馬鹿にする子もいる。自分たちは安全地域にいて、相手だけを傷つけるのだ。こんんなことは私が子供時代にはなかった。なぜならそれは卑怯だ、という子供なりの美学があり、あくまでも対等に戦うことに誇りがあった。しかし、ポケモンのヒットから、爆丸、カード系、そして妖怪ウォッチと、戦うのは代理人。本人が血を流すことがなくなった。仮面ライダー系も、商品を売るために次々と新アイテムでパワーアップするので、同条件で競う、という考えをなくしてしまう。

それが当たり前の社会である、という認識の中の人達は、自らの行動で痛みを伴う責任が生じることを知らなくなる。身内と仲間意外は不快な思いをさせても、それが直接相手を殴るような暴力でなければ反撃をされることはない、と思っている。アメリカではどんな混雑しているところでも人と肩がぶつかることは稀だ。そしてもし当たったとしてもすぐ「Excuse me」と言われる。これはマナーがいいのではない。トラブルを回避する処世術なのだ。ありとあらゆる考えの人をいる中で、肩がぶつかっただけでも刺される可能性だってあるからだ。

だから日本の実社会では政治家も庶民もやりたい放題。直接の暴力じゃなければいい、というのが前提であとは他人を不快にさせてもいいのだから。

で、仲間内でしか気を使わない人生を行きている人はIPを晒されて自分が被害を受けるとびっくりするのだ。twitterポケモンで、IPは自分なのだから。なんで私がやり返されるの?というわけだ。

そういう考え方の人は、やり返されると、なんで有名人が一般人を晒し者にするんだ、という発想になるのだ。ポケモンにはポケモンで対処しろ、と。自分を攻撃するな、と。

しかし、それは無理なことだ。すべては自分自身なのだから。自らの発言には自らが責任を取らなくてはならないのだ。

そんな中、相手を嫌な思いにさせることを前提で突撃するわけだから、ステIPで攻撃する狡猾な人もいる。この恐ろしく卑怯な人達もこれから増えていくだろう。

この卑怯な層の話は底辺からの話としていずれログっておきたい。