底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

ageHaにはしばらく行くのは止める

何を隠そう、私はテクノが大好きでお目当てのDJの出演がある時は積極的にクラブに行って朝まで踊っている。ナンパや酒にも興味がなく、DJとの勝負的な感じがある。ちゃんと客を見て選曲をするDJはやはりそれなりにビッグネームの人が多いが、前座の若い人、特に無名の女性はテクノの場合、かなりかっこいい選曲の事が多い。それは多分、男性DJと違って、モテるため的な不純な人が少なく、純粋に音楽(テクノ)が好きでDJをやっている割合が多いからだと勝手に思っている。だから逆に、女性でも外見がモデルのような人の場合、真っ二つに別れる。外見がいいからこそ、舐められないようにしっかりとやっている人と、肩書の為にやっているような人はすぐにわかる。

まあ、そんなクラブ好きな私なのだが、去年末頃からageHaに4つのダンサー用スペースが出来た事に不満があるのだ。定期的にこのスペースにポールダンサー等が踊るのだが、音楽とダンスを楽しみたい私にとっては邪魔でしかない。フロアの雰囲気もDJとフロアとのタイマンという雰囲気が無くなってしまっている。では、ダンサーが見えない最前列に行けばいいのか、となるとそこは激混みで踊る場所ではない。確かにダンサーがいて盛り上げれば、パーティー的な感じなってフロアも盛り上がるのでは?という意見もあると思うが、それはあくまでパーティーの話。パーティーピーポーは音楽やDJの質など関係無く盛り上がる。女子がいれば尚更、という感じになる。これは一時的な収益としては確かに魅力かもしれない。しかし、パーティーピーポーの年齢層は若い。つまり、クラブをパーティーの雰囲気で盛り上げる→パーティーピーポーが集まる→加齢とともにクラブ卒業、となる。それがまさに今の日本のクラブ文化が育たない元凶。私はクラブ文化を育てる為にも、パーティーピーポーの受け皿として、音楽やDJのクオリティがあまり関係の無いEDMが生まれ、ガチンコのDJと客層もわけていけると思っていた。しかし、ageHaは海外のそれなりのテクノDJの時もダンサーを配置していたのだ。もちろん、フロアの雰囲気は最悪。確かに客層は若干若返った気もするが、音楽とダンスを楽しむ、という感じではなくなった。

 

経営は確かに大変だと思う。しかし、都内に新規のディスコ的なナンパ箱が増えている中、Airも閉店してしまい、大箱のageHaがこれでは、音楽とダンスを楽しむクラブが増々減っていくだけでなく、加齢と共にクラブ卒業という、クラブ=パーティーではなく、クラブ=音楽を楽しむ、という層さえも無くしてしまう気がする。

 

とにかく、この状態ではageHaに行く気が起きない。