底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

日本のアイドルの結婚宣言の問題とAKBグループ

須藤凛々花がAKBグループ総選挙にて結婚宣言をして、そについての賛否があった。気になるのは、「日本のアイドル」という文化を一切考えない上から目線の人格論だ。その多くは

「結婚自体を素晴らしい事だし、ファンなら応援すべきだ」

「結婚という素晴らしい事を素直に喜べないのは相手の人格を認めない事だ」

等である。

結婚自体が素晴らしい事なのか、祝福すべき事なのか、は個人の価値観だと思うが、そこは置いておいて、否定側を人格否定論やロリコン文化と一緒にするのはあまりにも暴力的であり、そもそもアイドルとヲタという関係性をわかっていないと言わざる負えない。

アメリカにはベッキー・Gやセレーナ・ゴメスのような存在がアイドルであろう。もちろん、ファンは彼女達の恋愛事情も含めて応援している。それを日本のアイドルは根本的に違う。その違いをわざわざ論じる必要はないだろう。であれば、そのファンも違うわけだし、そうなればマーケティングもビジネスモデルという話のよりも根底に、ファンとの関係性が違ってくるのだ。

それを考慮すると、まったく違った意見になる。それが多様性を理解する力であり、違った立場の人達の考えをその人の身になって考える、という事だ。

ある意味、上から目線の人、自分が見ている景色が上等であると思って庶民を見下している人ホイホイになったなぁ、と思う。

 

まあ、別にいいんだけど。