日本のロリコン文化をどう考えるか。①
最近、ツイッターで限られた文字の中どこまで書けるか、という事に凝っていてブロクの更新は滞りがちなのだが、今朝のMXの「モーニングCROSS」という番組で表題の件が話題になっていて、改めて考えてみたい。
番組内で堀潤さんが「おニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」で以来、なんか(ロリコン文化)が認められた感がありますよね」というちょっとしたツッコミに色々考えている。確かに、あれ以来、未成年に対する性を公にしていい、という免罪符が出たような感じがする。
現在は大人の男性が夢中になる美少女アニメが数多く輩出され、関連ビジネスも好調。人気美少女アニメの声優はアイドル化した。三次元の未成年アイドル文化も飽和といっていいぐらい日本国内隅々に生まれた。
その反面、JKビジネス、児童ポルノ、未成年買春等、未成年の性犯罪は増加の一途をたどっている。私はこれら一連は日本のロリコン文化が生んだ陰と陽だと思っている。
規制しろ、取り締まれ。そういう話ではない。おにゃん子世代は50代以下なので、既に社会第一線の人間の中にロリコンが多く存在し、アニメ関連ではボリュームゾーンといっても過言ではない。なので、いかに規制しようが、例えば生徒と性交する事を目的として先生になる人を未然に防ぐ事など出来ないのだ。
ロリコン文化が生む、光の部分(未成年ビジネス)と闇の部分(性犯罪)。ロリコンという性癖自体は趣味嗜好の問題でもあるので否定も出来ない。ビジネスは表現の自由の問題にも関わる。
「光があればそれと同じくらい闇が生まれるもの」
そう考えて割り切ってしまう、切り捨ててしまっていい問題ではない。日本の社会をどういう風にしたいのか。もっと真剣に議論をしないといけない問題に発展していると思っている。
私の中でまだ答えが出ていないので、もう少し広い視野で再度考えてみようと思う。