底辺の見方、上からの見方

日本社会の底辺層のモノの見方、ちょっと上の層のモノの見方のお勉強

mixiニュースのコメントの絶対的傾向

mixiという、昔のSNSで今やゲームプラットフォームになっているサイトにニュースフィードがあり、そこには旧Yahooニュースのように全部コメントが書けるようになっている。で、そのコメントに「いいね」を押す事が出来、それが多いとリストで上位になるのだが、以下の3つの意見が上位にくる(つまり、いいねが多い)事が多い。

 

1:女子高生と成人男性のワイセツ系事件

未成年側を責める

2:セクハラ系

される側を責める

3:自民党の不祥事による国会ニュース

野党を責める

 

この3つは不変的だ。私が気になるのはこのような意見を言う人が私が普段接する人間にはいない事だ。mixi内だけで生息しているのか?日本はほぼ教養に差はないハズなのに、なぜこのような極端な人間がいて、そしてどこに生息しているのか?

 

幸い(?)私がリアルで知り合った人のツイッターの発言でも上のような発言をする人がいる。1人は社員5名以下の工場勤務の人、1人は独立保険外交員。どちらも生きている社会が狭い人達だ。これだけのサンプルで、だからmixiには世界が狭い人達ばかり、と言えない気もするが、実際、あのサイトにはトラック運転手やホステス、看護師等、やはり世界が限定されている人達が多いというデータもある。

そうなると、世界が狭い人達(一定のヒエラルキー内での生活)というのは見識を狭めてしまう、という仮説ができる。いや、しかし、この情報化時代。あらゆる情報をナッシュ均衡やパレート効率性など知らなくても大人になれば自然と身についているはずだ。でなければ結婚して子供など育てる事は出来ないだろう。

そうなると、思考力は普通なのに、ある特定の事に関すると思考停止をして共感能力が著しく低下する、という現象がおきる、そしてそれはある一定の層の人達に起きる、という事が考えられる。そしてそれは特定の事案にのみ、発生するとも考えられる。

根底は男尊女卑、年功序列であることはわかるのだが、それらは本来50代以上の人達のもの。SNSの中心帯である40代ではもうそこまで濃い思想ではないはずなのだが。現に、パワハラが当たり前だった50代以上の人達から酷い扱いを受けてきたから、パワハラ関連ニュースの時は俄然加害者を叩く。これは自分たちが迫害をされた経験がある証拠。となると、やはり共感能力の著しい低下、という事か。

そうなると、未成年を叩く事に合点がいかない。なぜなら自分たちも未成年の時期があったわけで、自分が高校生の時に海千山千の大人達とまともにやりあって勝てる、という自信がある人達などほぼいないと思われるからだ。しかし、ワイセツ事件の時はなぜか未成年側を責める。これはもしかして、実は自分たちも未成年と性交したい、という嫉妬心から?とも考える事が出来るが、そんな幼稚だろうか。

 

この問題は数年考えていて、未だにハラオチしないのだ。周辺にこういった大人がいれば議論が出来るのだが。

そして、私は多分、長年この法則に当てはまる場所を探し、こういった人達のことを心のどこかで見下してホッとしている。私よりもよっぼどマジョリティーで社会に貢献している人達であるはずなのに。逆にホッとしている部分があるから、せめてその謎(幼稚な発想)の根源を探って、咀嚼して前に進みたいと思っている。もう、この人達の考え方は変わらない、という事はわかったのだから。